マーコス1650GT(英国車-1968年)

輸入車-マーコス

マーコス1650GT(英国-1968年)_01
マーコス 1650GT
(Marcos1650GT-イギリス-1968年)
非常に珍しい英国車を紹介します。マーコス1650GT
マーコスは、60年代に活躍したスポーツカーメーカーで、ミニ・マーコスやマーコス1600GTなどが、日本でも有名です。
また、後年には、マーコス・マンチュラと云う1600GT似のモデルも輸入されていました。
中でも、マーコス1600GTの生産に入る前、1500GTをベースに少数だけ作られたと云うのが、1650GTです。


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FRPの製の軽いボディに、フォード製のエンジンを搭載した本格ライトウエイトスポーツです。
【スペック】
エンジン:フォード製 OHV直列4気筒 1652cc
最大出力:140ps
駆動方式:FR
車両重量:750kg
ボディ材質:FRP
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全体のフォルムですが、車体は非常に低く、アグレッシブなボディラインが特徴である。
特に、後ろから見たフォルムは個性的で、テールエンドがかなり低く垂れ下がったように見える独特の造形をしている。
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ボディ全体は、そこそこ大きく見え、典型的なロングノーズ、ショートデッキスタイルだ。
そのショートデッキに作られたコックピットは、当然ながらコンパクトである。
ロータス・ヨーロッパなどの英国軽量スポーツカーのそれに通じる、コンパクトでも決して荒削りではない、英国車ならではの気品が感じられる美しい室内である。
ただ、ステアリングを見てのとおり、フォーミュラー並の小径が、バランスよく感じられるほど、実際に乗り込むとタイトなように思える。
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ドライバーのお尻の位置が、リヤアクスルに近く、且つ相当に低い着座位置ゆえに、かなり繊細に挙動を感じられるポジションと思われる。
典型的な2シータースポーツのお手本のようなフォルムは、非常に美しい。
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斜め後ろからのフォルム。
マーコス1650GTが最も美しく見える位置のように思う。
ただ、この位置からの写真を撮るには、カメラマンは殆ど地面を這うような位置にファインダーを構える必要がある。
このときは、土手を下りて、下から撮った。
ウエストラインの筋肉質な流れるようなライン、細長く突き出たエキゾーストパイプ。
テールエンドがかなり絞り込まれているのが、この位置からだとよく判る。
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前からのショット。
2枚目の写真が、身長170cmの人間が普通にカメラを構えた位置からの眺め、こちらは、立てひざを突いて、出来るだけしゃがんだ姿勢で撮ったのだが、それでもまだ足りないほど低い。
FRだが、レイアウトはフロントミッドシップで、ゆえにフロントホイールから前の部分はこのように薄く絞り込まれていても機器の配置に支障はない。
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FRP製のエンジンフードは、このようにカウルになっていて、バルクヘッドから前が、ほぼ丸ごと開く。
60年代のレーシングマシンに通じる姿である。
フォード1650ccユニットが、フロンとアクスルよりも内側にマウントされているのが判る。
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1650GTは、ウェーバーキャブレターを2機備える。
ヘッドカバーは、60年代ロータスなどでもおなじみのものだ。
スチール製のフレームワーク、フロントアクスル周り、等長排気管(タコ足)もよく見える。
元がレーシングカー製造から始まっているメーカーだけあって、整備性はとても良さそうだ。
【こぼれ話】
取材当時、クラシックカーミーティングでひときわ異彩を放っていたので、吸い込まれるようにこのクルマに見入って、オーナーさんにいろいろとお話を伺うことができた。
マーコス1650GTは、3台しか創られなかったと云う伝説があるほど、希少なクルマであり、そして魅力的な英国スポーツ車なのである。
マーコス・マンチュラ・スパイダー(1984年)
最後に大きな画像は残っていないのだが、1984年に日本に輸入された「マーコス・マンチュラ・スパイダー」の写真を掲載しておく(当時の大阪外車ショウにて)。

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