TVR 280i
(英国車 – 1986年)
21世紀に入ってから、日本でもブレイクした感がある英国TVR社。
サーブラウ、キメラ、サガリスなど、奇妙なスポーツカーを続々と投入するメーカーですが、1980年代にも日本に入ってきている車種がありました。
1986年型の、280iと云う二人乗りのオープンスポーツカーをご紹介します。
【スペック】
エンジン:フォード製 水冷式V型6気筒 OHV 2,792cc 電子制御燃料噴射付
最大出力:162ps
変速機:フロア式5速マニュアル/3速オートマチック
サスペンション:前/ダブルウィッシュボーン式、後/トレーリングアーム式
ボディ材質:FRP
駆動方式:FR
乗車定員:2名
車両重量:1,074kg

21世紀に登場したTVR車を思えば、控えめなデザインとスペックのように思います。
室内は、インストゥルメントパネルをはじめ、随所に木目が入り、皮製のシートにあしらわれた、赤いパイピングなど、英国製スポーツカーの気品を、ちゃんと残してあります。

ちなみに、TVR社の名前の由来は、創始者トレヴォア・ウィルキンソン(Trevor Wilkinson)氏の、トレヴォアの中から3文字取って、TVRとしたそうです。
また、280iは、クーペボディも存在したようです。
ボディデザインが、同時期のロータス車に似ていると思ったら、やはりエリート(Elite)やエクラ(Eclat)を手がけた、オリバー・ウィルキンボトムと云う人のデザインでした。
【こぼれ話】
こちらは、1986年の外車ショウにて、撮影しました。
当時、TVRなんて名前を知る由も無く、「なんだろ?これ」感覚で、しかしなんとなく、力強い何かを感じて、3枚の写真に収めたと記憶しております。
21世紀の日本では、内外装共に、奇抜なスタイルと、荒削りのハイスペックと、いろんな意味で有名になったTVRですが、1980年代には、まだ正統派ブリティッシュ・スポーツカーの系譜を、ちゃんと残していたようです。



