スズキ・フロンテ
(SUZUKI FRONTE SUPER DELUXE – LC10型 – 1967年)
掲載グレード
・LC10型 スズキ・フロンテ・スーパーデラックス
360cc軽自動車が流行した1960年代、スズキは、乗用車型の軽自動車フロンテが主力車種だった。
スズライトと云う車種から、スズライト・フロンテに発展し、フロンテとなった。
そして、その後、550cc時代に入って、軽貨物規格のアルトが登場し、やがて、フロンテは、アルトと
統合された歴史を持つ。
ブタっ鼻で、すべてが丸みを帯びたキュートなデザインが、LC10型フロンテの外観の特徴です。
【スペック】
車両慧式:スズキ LC10型
エンジン:空冷式2サイクル直列3気筒 356cc シングルキャブレター式 分離給油式
最大出力:25ps/5,000rpm
最大トルク:3.7kgm/4,000rpm
駆動方式:RR
変速機:4速マニュアル
サスペンション:F/ウィッシュボーン式、R/トレーリングアーム式
車両重量:420kg
乗車定員:4名
全体も丸いが、ボンネットの角や、フロントグリル、方向指示器、ボディサイドのインテーク、テールランプに至るまで、すべてが丸く
デザインされていました。
この格好を、コーラの瓶にひっかけて、「コークボトル」と云う愛称で呼ばれていました。
ボディは、2.5ボックスぐらいのセダン型をしていて、リヤのフードの中に、空冷直列3気筒が横置きされています。当時の軽は、2気筒が主流だったので、スズキの直列3気筒は、スムーズで静かだと評判でした。
運転席は、21世紀の目には、シンプルそのものに映りますが、当時は、まだインストゥルメントパネルが、鉄板だったり、内張りが一部分しか無い軽自動車もありましたから、プラスチック製が独立して着くようになっただけでも、豪華な内装だったようです。
特に、このLC10がデビューした1960年代後半は、軽と云えども、馬力競争、豪華装備競争が激化していたようで、それがこの時代の軽自動車ブームが廃れた原因と云う見方もあるそうです。
この時代のクルマの特徴ですが、スイッチ類や、メインキーが、ステアリングコラムではなく、ダッシュボードに着いています。
また、ドアの部分に、開口角度の限界を調整している布地のベルトが着いているのが特徴的です。
【こぼれ話】
LC10型は、関西の走るクラシックカーイベント「ちっちゃいくるま大集合」に参加されていた、関西で有名なヒストリックカー愛好家の方の愛車を取材させていただきました。
このイベントには、わたしも参加していたのですが、手弁当の手作りイベントは、とても盛況で、楽しいイベントでした。
「コークボトル」こと、LC10型は、子供の頃見た記憶では、「LC10Wに乗る親父のクルマと同じ音と排気ガスのにおいがして、それでいてどこと無く高級そうに見えた。」のでした。
セダン型=なんか高級そう。と、云う当時のコドモなりの価値観だったのですが、とても小柄で上品な軽自動車と云うイメージは、この個体を見た、大人になってからも十分に感じられました。
そう云えば、小学生の時にLSだったと思いますが、プラモデルも作った記憶があります。
※2012.2.9 新たにLC10&8545;型の記事を掲載しましたので、後半のLC10W型の記事をそちらに統合しました。



