プーマ GTI 1600(ブラジル車 – 1982年)

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プーマ・1600・GTI(ブラジル車 - 1982年)_01プーマ・1600GTI
(PUMA 1600GTI – ブラジル車 – 1982年)
こちらは、珍しいブラジル製の自動車です。
と云っても、日本でもおなじみの、フォルクスワーゲン・ビートル(タイプ1)を、ベースにしています。
フォルクスワーゲン・タイプ1系のプラットフォームやエンジンは、スタイリッシュな2ドアクーペから、クラシックカーまで、様々な形の「キットカー」ベースになっています。
ここでは、プーマ・1600GTIをはじめ、ワーゲンベースの何台かを、ご紹介します。


プーマ・1600・GTI(ブラジル車 - 1982年)_02
プーマ(PUMA)は、ブラジルのキットカーメーカーで、1967年からVWタイプ1の水平対抗4気筒エンジンとシャーシを使い、グラスファイバー製のボディを載せて、RRの2ドアクーペを製造していました。
その後、タイプ1のマイナーチェンジと共に、進化を繰り返しながら、実に30年間も創られていました。
これだけ長きに渡って、製造が可能だったのは、ベースのVWタイプ1のおかげで、さらにタイプ1は、「ケーファー」と云う名前で、1990年代までブラジルで現地生産されていたことが後押ししたと思われます。


尚、このプーマのような、既存のプラットフォームに、様々なボディを載せる手法の分野が海外では確立されており、「キットカー(kit car)」と呼ばれています。
特に、フォルクスワーゲン・タイプ1のプラットフォームや、エンジンは、キットカー用のパーツとして、大変重宝されていました。


デューン・バギー(国籍不明 - 年式不明)_01
こちらのバギーは、日本では、本物よりもラジコンで有名かもしれません。
デューン・バギー(DUNE BUGGY)と云う、アメリカ西海岸生まれのVWタイプ1ベースのキットカーです。
じつは、このバギーは、微妙にボディ形状や、エンジンの仕様が異なるモデルや、レプリカまで存在します。
ブルース・メイヤーズ(Bruce Meyers)と云う米国人が創ったものが、元祖と言われています。


アルファロメオ・モンツァ・レプリカ(国籍不明 - 1970年代)_01
こちらは、アルファロメオの名車、8C 2300 モンツァ(8C 2300 Monza)のレプリカ・キットカーのようです。
詳細は、解らないのですが、ボンネット横から、サイドマフラーが出ていますが、これはダミーと思われ、後ろに水平対抗4気筒エンジンが搭載されています。


アルファロメオ・モンツァ・レプリカ(国籍不明 - 1970年代)_01
こちらが、アルファロメオ・モンツァ・レプリカの室内です。
右ハンドルなのは、英国からの輸入でしょうか。これも不明です。
シフトレバーや、オルガン式のペダル類に、フォルクスワーゲンの面影を残しますが、それ以外は、ベースモデルが判らないほどに、創りこまれています。


【こぼれ話】
このように、フォルクスワーゲン・タイプ1のシンプルで、息の長い、しかも丈夫な自動車のおかげで、様々なキットカーが生まれました。
他にも、世界中には、数え切れないほどの種類があります。
これらの個体は、日本で撮影したものばかりです。
プーマは、何度か見かけたことがあるので、日本にもそこそこの数が入っていたのかもしれません。
デューン・バギーは、その道の愛好家の方が、21世紀でも多いと思います。
アルファロメオ・モンツァ・レプリカについては、これを撮った当時、8C 2300だと判ったものの、どうも本物っぽく無かったので、いろいろ調べたのですが、製造国も、年式も、仕様も不明です。
上記のように、ペダルなどでかろうじて、多分VWベースじゃないかな?と云うぐらいのものでした。
21世紀に入って、アメリカのメーカーが、次々とリバイバルモデルを、キットカー的にリリースするのが流行りましたが、今回ご紹介した、バックヤード・ビルダー系のキットカーの誕生は、衝突安全性などの基準が高くなりつつあることにより、これからは難しくなってゆくかもしれません。

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